真空熱処理(V-TECH)
光輝性(表面のクリーン度)に優れた真空熱処理がV-TECHの特徴です。
V-TECH真空炉とは?
当社は、外観品質を徹底的に追及したV-TECH真空炉を開発しました。外観品質に関しては、日本一の真空処理が出来るものと確信しております。
加熱室・冷却室は、外気と触れることがなく湿気等、外観品質に影響する因子を遮断した画期的な真空炉です。
現在、多くの精密部品・金型の熱処理に使用していますが、設備メーカーと共同開発により、熱処理による寸法変化・変形量を予測し、特殊治具を開発して、熱処理後の仕上げ加工を低減することも行っています。これらの技術・技能を我々は、V-TECH熱処理と総称しております。
主な真空熱処理
- 真空焼入れ(窒素ガス、アルゴンガス等で加圧冷却処理します)
- 真空磁性焼鈍(表面酸化を防止し、光輝性のある綺麗な状態で仕上がります)
- 真空固溶化熱処理(V-TECHの性能の出しどころです)
- 真空析出硬化処理
- 真空焼鈍(酸化を防止し、後の機械加工工程を低減できます)
- 真空時効処理
- 真空ロー付け
- 真空接合処理
特徴
- 表面酸化の低減
- 加熱・冷却とも任意の速度を調整できるため、焼入れ歪みも極めて良好
- 脱炭・浸炭等の影響を受けない非常にクリーンな熱処理
適応材料
- ダイス鋼系 (SKD-11、SKD-61、DC53、SLD、SLD8 等)
- 高速度鋼系 (SKH-51、SKH-55、HAP系、MH系、YXR系、HM系 等)
- ステンレス鋼
焼入れ (SUS403、SUS410、SUS420J2、SUS440C SUH材 等)
溶体化処理 (SUS301、SUS303、SUS304、SUS316 SUH材 等)
焼鈍し (SUS410L、SUS430、SUS434 等)
析出硬化処理 (SUS630、SUS631 SUH材 等) - ハステロイ系合金
- インコネル系材
- アンバー材
- 磁性材料
- コバール
- Ti合金、銅合金の真空熱処理
- 焼結合金
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