WPC処理(精密ショットピーニング)
WPC処理は、熱処理、拡散表面処理をされた金属部品の表面に、50~100μm程度の微細な硬質球を噴射速度100m/sec.以上で噴射し、表面改質する画期的な処理です。これまでのショットピーニングと異なり、使用するメディアが細かく、精密な部品に寸法変化なく処理することが可能で、近年、急速に普及するようになりました。
すでに、一般的な熱処理だけでは、改善出来なかった、機械的特性の向上があり、自動車部品には多く適用されています。
特徴
- 浸炭焼入れ品の疲労強度の向上(歯車に代表される)
- スプリングの繰り返し疲労強度の改善
- 鍛造金型、樹脂金型の耐摩耗性および離型性の向上
- 切削工具の長寿命化
- 残留オーステナイトのマルテンサイト化(金属組織改質)
- 窒化処理後のいっそうの表面硬化と疲労強度の向上
- PVD処理に代表されるコーティング前の下地処理
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